やっと全国へ緊急事態宣言が出ましたので、いよいよ気持ちの準備を始めましょう。

いま、事業相談もお受けしていますし、メールセミナーでは今月特別メソッドとして個別にご相談を受けさせてもらっています。改めてお客様たちと深く繋がってゆくと、状況に関わらず意識の深さを感じさせてもらいますし、意識の変容を大きくもたらす予感を感じます。そしてまた、多くの方々の意識をみて、とても気になることもあります。

あまりに、未来を楽天的に見通していると感じるのです。

この感覚を、前世で感じていたのを想い出します。

「どうして、わかってくれないの？」そんな言葉を大げさだと言われ、嘘つきだとも言われ、そうして口をつぐんだ結果、多くの人、とても大切な人が命を落とし、その結果を抱えきれず自分を責め、時にはその苦痛と罪の意識で自殺をする…。もう繰り返すのは嫌です。

あまりに、未来を楽天的に見通している。それは、過去持っていたものを取り戻すことが出来るだろう、現在持っているものがいつまでもあるだろうと感じている（または、感じたがっている）ということです。

いま、甘い目測で物事を考えること。これはとても危険なんです。

不安を煽っているのではありません、リスク管理云々だけではなく、それを知らない方が危険なのです。わたしたちは、現実の世界を創りなおさなくてはなりません。そこには、意識の世界を創りなおすことが大前提なのです。

スピリチュアルな知識でうっかり、前向きで楽天的な意識でプラスの現象を引き寄せようよ！！

なんて言って通用すると感じているようでは、危険です。これまでの成功例や、これまでの方法にこだわることを一旦捨ててください。

いまはとても現実的なことに対応し、自分の意識を自分自身でコントロールしなくては、良い方向へ行かないからです。

小手先の誤魔化しのスピリチュアルなテクニックでは、いまは使い方を誤る可能性が大です。

確かに、あまりに心配して恐怖してしまうと免疫力を下げて病気になったり、マイナスの現象を引き寄せてしまうかもしれません。

正しく怖れる。今こそ、怖れと勇気のバランス感覚を養うときではないでしょうか。

2020年はどんな年？の記事でも書きましたが、【ゼロベース思考】が本当に大切になります。

いま、スピリチュアルな領域も、ゼロベース思考で見直し、感じ直してください。

前向きで楽天的な意識でプラスの現象が起きる

後ろ向きで悲観的な意識ではマイナスの現象が起きる

いま、そして未来は特に、単純にそのようにはなりません。

マイナスの意識を持っていると、一見プラスの現象が起きて、悠長に考えてしまいその先で大きな問題が起きるまで何の準備もなされないまま、パニックになる。そこから意識転換するのは非常に大変です。

プラスな意識を持っていたからこそ、一見マイナスの現象が起きて、早急に手放すことになり、方向転換を余儀なくされ、新しい在り方へ移行させられる。それが結果的に新しい世界の新しい在り方であった…。みんなが先で選択しなくてはならない在り方であり、早くそれに移行できたというプラスの成果となる。

いま必要なことは、【最悪の状況を想定しておく】ということです。

あなたが考えられる、最悪のシナリオ。それが起こり得ると考えて、あらゆる準備をしましょう。

そして、最悪のシナリオが、あなたにとって本当に最悪なのか。これもゼロベース思考で感じ取ってください。

過去の経験を元に未来を予測する、過去の考え方そのままで復活ストーリーを考える。

ごめんなさい、それはこの先、全く通用しないと考えてください。ほぼ予測が甘いという結果になります。それを受け入れる覚悟であればその選択をしてもいいでしょう。

それは困る！だからといって、ではどう想定して未来を考えればいいのかと思うでしょう。

それは、いま非常に未来が日にち単位で変動し続けているので、予想が難しいとしか言えないのですが、スピリチュアルな表現でいえば、わたしたちの意識がどこまで変容するのかで、未来は大きく変わってくるのです。

いま、わたしたちの意識の変容は全く足りません。

一部の人たちが意識を思いっきりスピードを加速しながら変容しているのを感じます。その人たちは、視野を大きく広げ、他者や全体を基準に現実を見ています。そうして、新しい考え方を構築してゆき、新しい世界を創り出すでしょう。

その他の人たちは、意識を変容できず、自分自身だけに意識を向け、自分だけの大きな利益を考え、どんどん視野を狭くし、現実をゆがめて見てしまいます。そうして、新しい考え方についてゆけず、新しい世界を受け入れられず、壊そうとしてしまうでしょう。

いま等しく、みんなに不安や心配事が降りかかっています。

それをまだ他人事、自分だけは免れる。そう感じている人は、自分の意識が本当にそこに安心して在るのか、感じ直してみましょう。

（続く）

椋木和美