【お返事レター】寝たふりしてる子は寝ていられなくなるのが浄化

いつもお返事レターをご提供してくださっている方からのご提供メッセージを共有させていただきます。

これまでの彼女は、湧き出る感情に対し、心の奥深くが納得したわけではないのに、正論を自分に言い聞かせては自分の中に湧き上がる本音を誤魔化し続け、何とかやり過ごしていました。

しかし、元々執念深く謎を解き明かしたい彼女は、今までの自分の感じ方、人との関わり方、人生の歩み方、未来への目標において全てが納得できなくなったのです。

『わたしは目覚めれば、何でもできるはずなのに!怖いものなんて何もないはずなのに!』と。

彼女にとって浄化とは、自分(の魂)が何者かを探す旅を意味します。

彼女が問題に対し、対症療法的に本当の自分に気付くまいと誤魔化してきたのは、こんな自分が何者かを探す旅に一度足を踏み込んでしまうと何も目に入らぬほど突き進んでしまい、その結果とんでもないものを見つけてしまうのではないかと躊躇していたのではないでしょうか。

しかし、彼女のご質問から伺えるのは、自ら自身の闇の感情や記憶を掘り起こし始めているということです。彼女はもう、自分を浄化させる感情(記憶)を掘り起こすことを止められない。

浄化覚醒の世界へ、ようこそいらしゃいませ!ですよ。

彼女は、本来の自分を抑えて生きると決意していたのかもしれません。しかし、ぼちぼち納得のいかないことの連続で、『あなたの生き方、そうではなくってよ!』と誰かに言ってほしかったのでしょう。

彼女にとって浄化とは、自分(の魂)が何者かを探す旅。

自分の魂が何者かを想い出すことは、彼女が自分の魂の本質を全肯定し、それを批判され抵抗をされてもそれを示し続け、そんな自分を喜び愛し、さらに大きな役割を持つことなのです。

 

『このままスッキリせず(目覚めず)に年をとれるものか!死ねるものか!』

わたしには、そう彼女の魂は叫んでいるように聞こえます。そうこなくっちゃ!!

さぁ、彼女は自分の本質をいつ想い出し、自分の力をどのようなものだと想い出し、役割を果たしたい自分をどう動かしてゆくのでしょう。楽しみ楽しみ!

 

彼女みたいに、寝たふりしている子は起こしちゃうぞ!半分死にかけてても起こしちゃうからね。 そのあとは自分で布団から出てくださいよ!出られたらもうそこからは自己浄化ですよ。がんばって!

 

 

お返事レターをご提供いただき、いつも感謝しております。

 


 

ご質問

前回のレターをいただいてから、深いところで変化がおこっているのは感じられていたのですが、母や娘に対する気持ちが落ち着いたような気がしていたところ、その下のほうから大きな黒いぐにゃぐにゃした塊のような感情がでてきました。

他人への不信感とでもいいましょうか?他人に嫌われてしまうのではないかと感じるだけで、ひどい時は黒い太い縄でじわじわと胸を締め付けられるような、息のできないような状態になってしまいます。

幼いころからあった感覚なのですが、今それを強く頻繁に感じられます。

対人関係の緊張感、不安感は母のせいだと思い込んでいましたが、前回のメールのおかげで少しは浄化された実感があるのに、かえってリアルに感じられます。

その不気味な感情を強く感じていた記憶をほりおこしてみると、幼い頃、兄に無視された数日間の記憶。既に兄に対する恨みはないのに、そのときの切なさや体が宙をあるいているような不安感が残っています。また社会人になってから同僚に無視された時の苦しさ、本当は泣きたいのに何でもないふりをして我慢していた記憶が出てきました。自分が何の価値もない人間だと宣言された気持ちでいっぱいでした。

そのつど母や何人かの人にアドバイスをもらったのに、何も心に届かず、私はたった一人だとかえって孤独感に苦しくなっていた記憶があります。

解決にならないのに、他人に受け入れてもらうため自分の気持ちを偽って、表面上仲良くしてもらおうとする一時しのぎの処世術も身につけていきました。

私を苦しめるこの黒い感情の正体を見つめなければならないと、思っていた矢先、息子から学校でいやがらせをされていると打ち明けられました。

まだいじめというほどではないのですが、2,3人のクラスメートから露骨に嫌な態度や言葉を投げかけられるというのです。 

この話を聞いて、私はまるで自分のことのように不安、恐怖、孤独感を感じてしまい、パニックになってしまいました。息子のために冷静にならなければと思うのに、彼以上に混乱してしまい、もう苦しくてどうしたらよいのかわからなくなってしまいました。

ついよけいなアドバイスをしてみたり、役立たずな精神論を語りたくなったり、かえって彼の心を苦しめてしまいます。

彼を取り巻くすべての悪意から助けてやりたいと思う気持ちが異常なほどの高まり、その思いがさらに彼の気持ちを傷つけ落ち込ませる、そんな気もしています。

私のこの混乱の本当の姿は何なのでしょうか?自分のために、(息子のため)どの方向へ進むべきでしょうか?

私がやるべきことなんでしょうか?

また息子にとってのこの出来事はどんな意味がありますか?彼は大丈夫でしょうか?

ただただ安心したいがために御相談してしまっている気もして、自分がなさけなく思ってしまいます。

お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

 


 

お返事レター


他人への不信感、他人に嫌われてしまうのではないかと感じる気持ちの正体は、あなたが魂の中に閉じ込めた罪悪感です。

あなたは、過去生の経験の中で、【自分が誰かをひどく傷つけてしまったのではないか】と何度も何度も自分を責めていました。

しかし、あなたが誰かのことを苛めたり、罵倒したり、ひどい目にあわせたわけではありません。

あなたが誰かを傷つけていたとすれば、それは、あなたのその感受性です。

あなたが周りの人たちの不機嫌、怒り、悲しみ、憎しみ、諦め、そして無表情さえも敏感に感じ取り、それをあなたの感受性は、ひどく苦しみとして感じてしまいます。

そして、あなたが相手の感情を大きく感じていることは、相手にも伝わります。
いいえ、むしろ、あなたはあえて、それを相手に示そうとしているのかもしれません。

あなたが感じ取った相手の感情は、あなたが受け取り、反応を返すことによって、あなたへの感情であるかのように相手に感じさせることもあるのです。

相手の人たちは、その時に感じとります。あなたが、自分を責めているのではないかと。
自分の不機嫌や、怒り、悲しみ、憎しみ、諦め、そして無表情を知らぬ顔をしてくれていれば、自分は自分のその不快な感情に気付かずに済んだのに、あなたがそんな大げさな反応を取ったばかりに、自分の不快な感情はあなたによって大きくさせられ、あなたが自分に同情して怖がっているのではなく、そんなものを吐き出し示している自分をひどく責めているように見てしまうのです。

その結果、相手は、あなたに不快な感情を大きく表してしまいました。

それを見たあなたは、自分が感じていた相手の不快な表情や発するオーラは、自分に対して持たれたものだったのだと感じてしまうのです。それにまた、あなたは大げさに反応してしまうのです。
『わたしは、相手を不快にさせたのだ』『わたしは知らない間に相手を不快にさせるのだ』と。

あなたは、相手が自分自身で処理出来なくて悶々としている感情を感じとり、それに過剰反応することによって相手の悶々とした感情を吐きださせ、相手が自分で見たくない感情を過剰反応を示すことによって相手に突き付けているのです。

しかし、あなたは、それをしていることを知らずにいます。だから、相手が不快になる理由が分からないでいるのです。それがまた、相手には、あなただけが純粋で、犠牲的で、被害者的な演技に見え、相手の悶々とした感情を爆発させもするのです。

起きている意味を知ってください。
あなたの敏感さと過剰反応が、相手にとっては辛いのです。しかし、その辛さとは、自分自身で処理できない自分への苦しみであって、本質的にはあなたへのものではありません。あなたはつついただけですが、相手にとっては、つつく相手は自分を苦しめて責める人になるのです。

あなたがこの罪悪感と闘っても、答えは出ません。あなたがその仕組みに気付かないままだと、あなたは相手からどんな反応をもらっても、『相手への不信感と相手への媚、相手を責めることによる相手への甘えと依存』になるのです。あなたが不信感を感じる相手とはつまり、あなたが関心を向けて欲しく、甘えたい相手なのです。

あなたは、自分の敏感さと感受性と被害者意識によって、関わる相手を悪者にし、批判してしまう力を持っているのです。しかし、あなたが甘えたい人たちは、往々にしてその余裕がないのです。

あなたのこの力をどう生かすか、それを考えなくてはなりません。あなたが責めたくなり、不信感を持つ相手は、あなたが甘えたい相手です。しかし、正確にはあなたの役割としては、【あなたが甘えたい相手=あなたが相手の苦しさや余裕のなさを受け入れ愛してあげる相手】なのです。あなたの感受性はその存在に気付くためにあることを想い出して下さい。いくら何を尋ねても、あなたにあるのは甘えられることではなく、甘えさえることです。

兄も、友達も、あなたを無視したのではありません。被害者意識の強いあなたに、自分の方がもっと被害者であるはずで、余裕がなく苦しいはず、けれどそれをあなたのように表現できることも出来ない。そんなあなたに無視しなくてはならないほどの自分自身への怒りをあなたにぶつけたのです。

息子さんのいじめに関しては、彼にとってはこの経験は、自分の世界をしっかりと築きあげるためにあるものです。

彼は不必要に怖れる魂ではありません。むしろ、自分の中にある自分を深く信頼する力を育て上げ、これから社会に出て起こる理不尽な人の言動に対して不用意に振り回され傷つけられることがないよう、自分の中をクリアにしてゆくのです。母親の動揺に対しても、これと同じ学びがあります。頼るのは自分しかいないと、彼は今、強く感じておく必要があるのです。

あなたがもし、彼を育てたいのであれば、これまで自分が感じてきた辛さを彼にありのまま出して彼を強くしてあげましょう。そののちに、彼は、あなたの辛さを背負って生き、家族の癒し、家系の癒しを行える強い人間になるでしょう。

あなたがすることは、彼を信じることでも支えることでもなく、今あなたの中で行われている浄化による膿だしを止めずに続けることです。あらゆる感情を今、おさえてはなりません。

吐き出してゆくことにより、あなたのこれまでの感情が、自分が潰されるほど大きなものではないことに気付いてゆけるでしょう。息子さんも、同じことをしていると感じてあげてください。

 

椋木和美

 

 

  • 2015年01月14日 19:38 / Comment(0)

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