LESSON80【あなたが精神的な病気だとしたら？】

不安神経症、劣等感、依存症、共依存など、多くの精神的問題を抱えたまま、長年自分が抱えている精神的障害に気付けず、ただ悩み続けていると、自分が幸せでないことを当たり前と思ってしまいます。
そして、自分と向き合ってこなかったことで、いざ問題を感じても、どこから手をつけて自分と向き合って良いのかが解らなくもなります。

ここで一旦、長年自分のことを大切にしてこなかった歪が出ているのではないか？
自分が精神的に大きく病みかけているのではないだろうか？
長年病んでいるに近い状況で、同じ苦しみから抜け出せないのではないだろうか？

そう受け入れてみることも、一つの、解決に向かう道だと知っていただきたいのです。

そして、その精神的な問題自体に、魂が発展していく意味が隠されていると思ってください。

あなたが、周りの人を気にしすぎる性質を持って生まれたことにどんな意味があるのでしょうか？
何故、恐怖心や不安感に長年異常に悩まされているのでしょうか？
何故、無力感、虚無感を感じてしまうのでしょうか？
何故、文章を深く理解したり勉強が苦手なのでしょうか？

人はなかなか変われませんが、自分に対する捉え方が変われば、同じ状況にいても感じるものが変わり、この先経験する世界は一変します。

その向き合いが、希望であっても、さらなる落ち込みであっても、向き合うことをスタートしたあなたは、確実に自己改革を行っています。そのことを、いまは信じながら、自分と正しく向き合ってください。

その場しのぎのカウンセリングではとれない魂の歪は、自分自身で、ゆっくりと時間をかけて問題と向きあい、正しい目で分析することで真の解決に向かいます。
それがまだとれないのだとすれば、あなたの自分と向き合わなくてはならない癒しの時間がまだまだ足りないということでもあります。

そして、今のあなたのどうにも取れない負の感情が、精神的な病気であると思うことでしか癒されないとすれば、あなたはそれを排除せず、それとうまく付き合う生き方を探さなくてはならないのです。これらの仕掛けに気付かず、傷ついている魂が山のように存在しています。あなたは、彼らの代表になって病気をただの病気とせず克服する方法を探していきますか？自分に問うてみてください。

ただ悩み続けず、今この状態からでも自分の発展は必ずあると、いま強く信じて悩んでください。そのために、まず、自分の異常な不安などは、病気のせいかもしれない、そう思って自分を楽にして下さい。

むしろ、それらは、あなたの魂がバランスをうまく取れるまでに、あなたの魂に生じやすい傲慢さや怒り、勘違いを修正する大切な感情となっているとも感じられませんか？

あなたはこれから、自分が駄目な人間だと感じる習慣を思い込みだと気付き、傲慢さを浄化しながら本来の有能なあなたに戻ることが出来ますし、

今ある不安や迷いをうまくコントロールしながら、それを個性にし、自分と同じ苦しみを持つ人を理解し手助けする力にも出来るのです。

あなたの魂の課題は、極端な傲慢さと自信のなさのバランスを図り、発展することなのです。

これらの解決の仕方は、浄化を進めていくことで受け入れと理解が深まるようお導きいたします。

（終）

椋木和美