ダウン症Mくんからお父さんへのラブレター

 

本日のメッセージは、以前からご縁をいただいているダウン症Mくんのお母様からのご依頼です。

以前のMくんから自分へのメッセージが、”熱烈なラブレター”だったので、主人へのメッセージを希望するのになかなか躊躇していたのですが、最近、主人もスピリチュアルな出来事に触れる機会があり、わたしが「緑からのメッセージ、聞いてみる?」と尋ねると、「聞きたい!」と』。

Mくんからお父様へのメッセージ。わたしのお気に入りのメッセージでもあります。

今回もご提供いただき、ありがとうございます。

 


 

 

Mくんより お父様へのメッセージレター 

 

 

 お父さんに改めて何かを伝えるというのも照れくさい気がします。お父さんもきっと、僕からのメッセージなんて照れくさいんじゃないかな。 

 

 

何故、こんなに照れるかと言うと、わたしたちはお互いのことを良く知っているからです。親子であって親友であって、お互いが自分自身のようなものだから。

 

 

お父さんと僕の役割は、あることに対して同じです。それは、お母さんを愛して守るということです。そして、お母さんの元で一緒に学ぶということです。

 

 

僕は、何度もお父さんと人生を共に過ごしています。それは、元々私たちの魂は一つだったことを意味しています。僕がお父さんのことを良く知っているのは、横で見ていただけではなくて、僕と一体だったからです。

 

 

僕がお父さんである僕の魂と別れた理由は、僕が僕のことをもっとよく知るためです。それは、お父さんも一緒です。

 

 

お父さんは、僕を自分だと思ってこれから人生を共にするのです。僕からみえてくるものは、お父さんの本当の姿です。

 

 

お父さんは、いつも僕が感じている僕以上に、僕のことを純真で美しく、そして強く大きな存在だと思って見て感じてくれています。                                                                                   

 

それは、お父さんの本当の姿でもあります。

 

僕たちが大切な人、特に家族を見る時に感じるものは、僕らが個別に持っている魂の目で相手をみています。

 

お父さんが、僕を純真で美しく、そして強く大きな存在だと思ってくれるのは、お父さんが純真で美しく、そして強く大きな存在だと信じているからで、それはお父さん自身が純真で美しく、そして強く大きな存在だからです。

 

 

では、僕がお父さんをどうみているか教えてあげるね。

 

 

お父さんは、いつも、相手の目に映る自分を見ているんだ。それは、お父さんが、自分がその相手に良くしているか、愛されているか、いつもチェックしているという事なんだ。お父さんは、本当は、少しわがままなくらいに強引さや自信があって、マイペースな人になりたいみたいだけれど、どうしても、そうはなれない優しさとか、周りへの気遣いがあるんだ。

 

 

でも、それって、僕自身がそうだってことなんだよね。だって、お父さんは僕の一部だから。僕も家族に与える愛を、家族の目に映る自分から感じて喜びたいもの。

 

 

僕たちは、自分の可能性や人間性をうんと高めたいんだ。それで、時々強気な人物になることを夢見たりするけれど、やっぱり僕たちは、周りへの気遣いに長けていて、優しくて、大切な人を全力で守って、愛し愛される経験が大好きで、心温まる感動のお話が大好きで、どうしても、ワンマンで男っぽく野心に満ちて自信に満ちてワイルドには生きられないみたい。

 

 

僕は、お父さんを見ながら気付き始めています。今世の人生は始まったばかりだけれど、僕たちは知っています。人生があっという間に過ぎていくことを。だから、気付きは早すぎることはないよね。

 

 

僕の気付きは、僕自身であるお父さんの気付きにもなっていきます。それは、僕らは、守りたいものをもっと大きく守れるようにと、強気な魂になることを望んだけれど、お父さんの在り方を見ていると、強気になることでなく、周りに映る自分が嫌われるような間違いを犯していないか常に確認している生き方や姿が、どれだけ愛される魂かが解ってきたんだ。愛し愛され、守り守られる素晴らしい家族とともに過ごせる時間を持たせてもらえた自分の魂を、もっと誇りに思うべきだと思ったんだ。それを、時々弱気な自分に見えたとしても、それが僕らであって、だからこそ、これだけ家族を愛せて愛されるんだって気付いたんだ。

 

 

お父さんは、僕と一緒にお母さんを守り、そして、うんとお母さんに守られるんだ。

 

 

お父さんの使命は、僕の使命。けれど、元は同じ魂であっても、別々に経験しなくてはならないこともある。お父さんから見ると僕が抱えた人生の方が大変そうに見えるかもしれないけれど、本当にそれは逆なんだ。お父さんが経験しなければならないことは、この弱気が起こる連続かも知れない。それくらい、優しい僕から分離した、特に優しいお父さんには、周りへの厳しさや反発、反抗が要求されているように感じる経験が多いはず。

 

 

けれど、僕の人生の気付きは、お父さんの人生の気付きでもあるから、ヒントは簡単。

 

 

強気にならなくても、厳しくならなくても、お父さんは、ありのままの優しいままのお父さんであれば、全てが上手く乗り越えられるようになっているんだ。今まで以上に、うんと優しく試練をこなしていけばいいんだ。お父さんが大変なのは、優しい自分を全肯定して優しく在りつづけることが必要だから。それは、弱さと感じてきたものを肯定しなくてはならないから、大変なんだ。

 

 

お父さんの学びの一つは、優しい自分を弱いと否定しないこと。むしろ、優しい自分であれることこそ、とてつもない強さだと気付いていくこと。

 

 

れに納得するまで、僕らはお母さんを助けて守るふりをして、お母さんに甘やかされて守られて、僕らの優しさを強さと愛だと理解してくれ、全受容してくれるお母さんに今世で出来る限りの愛を渡すんだ。

 

 

僕らはひとつ。僕はいつもお父さんの心に浮かんだ弱気を、『それでいいんだ!』って癒してあげるからね! 

 

 

 


 

Mくんのお母様からいただいたメールは、美しくて丁寧なメッセージが綴ってあり、とても丁寧に、誠実に生きてきた彼女の人柄がにじみ出ています。それと同じものをMくんからも、お父様からも感じ取れます。

 

Mくんのお母様から個人的にいただいたお言葉も、まるでわたしへのスピリチュアルメッセージでため息と涙です。”美しい魂を持ったわたし”に還してくれる人。癒され、生まれてきて、この仕事をしていて、本当によかったと思わせてくれる彼女の癒しを感じると、彼女が愛されないわけはなく、愛される価値があって、守られる価値があると、Mくんとご主人の魂の想いに深く共感しました。

 

Mくんのお父様、この息子さんからのメッセージを読んで下さった次の日、Mくんを抱っこしては「もうひとりの俺~(*^_^*)」と頬ずりしていたのだそう。

Mくん、そんなお父様がさぞ愛おしいことと思います。

 

ご縁は、本当にわたしの宝物です。いつも、ありがとうございます。
 
 
 

 

 椋木和美

 

 

 

 

 

 

 

  • 2014年06月17日 22:00 / Comment(0)

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