先日、ダウン症のＲちゃんのお母さんからメッセージレターのご依頼をいただいたので、またまた共有させていただきます。RちゃんとＲちゃんのママが出逢って創り出している体験を、メッセージをお伝えする役割を与えてもらえたお蔭で共有させてもらってます。とても、感謝です。　

Rちゃんのメッセージを降ろす時に、Rちゃんが感じていることをリアルに体験せていただくのですが、これはわたしにとって、とても貴重な体験なのです。

Rちゃんが住んでいる世界は、次元が違います。Rちゃんが感じていることには、愛と気付きと、喜びしかありません。その世界から私たちの世界がどう見られているかを、体験させてもらいます。

心地よく、愛に包まれる体験です。ここがわたしの故郷であり、わたしたちは”愛”であると想い出せます。

わたしたちが”苦しみ”と感じているものさえ、”愛の作業”とみてくれる次元があります。私たちの経験全てを肯定してくれる世界を、少しでも、皆さんと共有できれば嬉しいです。

音ってすごいよね。僕の耳は、色んなものを聞きわけるよ。

虫が鳴くでしょ、犬や猫も近くにいたらすぐにわかるよ。

音の中で大好きなのは、僕の周りにいる家族が出す音。聞いてて楽しいよ！

吐き出す息の音、ゲップの音も面白い！TVに夢中になると静かになるけど、鼻息とか笑い声とかが楽しいんだ。

お母さんの心臓の音も好き！大きな声も好き！
ぼくの耳がお母さんの身体に触れていると、お母さんが出す音は、風で木々がざわめくような聞こえ方で、音楽よりも心地いい響きになるんだ！

みんなが一斉に喋っていてうるさいのも音が混ざり合って楽しいし、静かになってその中で聞こえてくるかすかな音を聞き逃さないようにするのも、すごく好き！

音って、なんでこんなに僕の感情をわき起こすんだろう！？不思議だよね。

それを考えるのも、楽しいんだ。

ケンカはしたらダメって言うけど、ぼくの家族がケンカして大声出しているの聞くと、ぼくは楽しいんだ。

ぼくも、わーん、やだー、って大声で叫んでみたくなるよ。どんなに気持ちがいいのー！？って。

あれって、ぼくの家族は、泣いていても、発狂してても！絶対やってる本人は気持ちいいんだよ！楽しそうだもん。

ブツブツ愚痴を言っていても、楽しそうだもん。“俺は正しいんだ！”って言い聞かせてるよね、あれ。

たぶんさ、音を出すことって、みんなが感じているストレスってものを消しちゃうんだよね。
うーん、違うのかな？泣いたり、ため息ついたり、音を出したいから、皆はストレスを感じたいのかな？ぼくには、時々そんな風に見えるよ。

泣くでしょ？わめくでしょ？怒鳴る！イライラするから、ものを叩いてトントンする！かと思えばすぐに口笛ふいたり、鼻歌が聴こえる。

走る、スキップする、投げる、また笑う！飛び跳ねる！踊る！生きているって、楽しいよね！

みんなが知らない音も教えてあげるね。

ぼくが良く感じるのはね、お母さんが“祈る音”。

ニュースを見て、悲しいことがあると、お母さんは祈って音を出すの。優しくて、強い音なの。

お母さんは、哀しんでいる自分の音しか聞こえないかもしれないけど、ぼくには、その悲しむ音はすぐ終わるの。そうしたら、次は、強くて優しい音で、祈りが始まるの。

祈りの音は、お母さんの体を血液みたいに巡って、お母さんの体を綺麗にするの。

その後に、祈りの音は強い音に変わるの。“絶対に私が守って見せる！”みたいな音だよ。

ぼくは、誰に甘えなくても、頼らなくても生きていける魂だけど、その時はね、【寄りかかって、甘えてみたーい】って感じるようなお母さんになるの。

祈りの音は単純じゃあないみたいで、祈りの前の哀しみの想いが強すぎると、その音は体を強く刺激しながら体中を巡るの。その時の音は、【私は無力だから何もできないかも…】って音だよ。

この音は、少し熱をもっていて、体にも負担がかかるかもしれないね。

でも、いつも思うんだけど、【…出来ないかもしれない…】ってお母さんは思うんだ。


【…出来ない！！】とは言わないの！


強いよね、強い音はこれだよね。その音を聞きながら、それを分析して、ぼくはお母さんの祈りを疑似体験できるんだ。

ぼくの耳って、ぼくの心って、何一つ聞き逃さないんだよ。

みんなよく言うよね。『今を一生懸命生きよう』って。お母さんも、そうだよね…って思っているけど、『今を一生懸命生きる』？

そんなの当たり前すぎて、ぼく、ケラケラ音を立てて笑ってるよ！

それ、頑張ることじゃないけど、知らないんだ！ってびっくりして、楽しい！

頑張らないで当たり前にしているぼくは、だから楽しいんだ！みんなみたいに、悩み苦しまないんだ！ってわかるんだ。

でも、一生懸命生きなきゃだよね、って思いながらなかなかそれが出来なくて、みんなが苦悩しながら出す音、ぼく、きっとそれも大好きだよ！ 

だって、それがぼくの学びだもん。好きだと思うと楽しいしね。


それに、苦しみのないぼくには、絶対出せない音だもんね！