昨年あたりから、東日本大震災で亡くなられた方たちの魂を感じ取っていると、彼らのエネルギーがこれまでになく、遺された人々を心配し、癒している様子を感じとることが多くなりました。

11年前の、あの経験は、わたしたちの意識を大きく変えました。

そして、あの時、人生を大きく変えられた人たちが、たくさんいます。

亡くなった魂の、遺してきた彼らへの想いは、自分が死んでしまったことよりもとても切ないことなのだと。

生きてゆかなければならない彼らの、時を経ても癒されない内側の傷、浮き沈みのある人生を感じとり、この手で助けてやれないもどかしさに、なぜこれほどわたしたちは苦しめられるのかと。

関わり方を見出せず模索しながらも、それでもこれから時を経て遺してきた大切な人たちの傷と共に歩み、彼らの人生を丸ごと包み込むように守ろうとして力強く、エネルギー体として存在し続けています。

未浄化の魂を癒すことは、もう必要がなくなってきています。

『生きているあなた方をもっと慈しみ、助けてください。それが、わたしたちの魂を癒すのです』と。

わたしには、そのように語りかけてくれます。本当にありがとうございます。

亡くなった彼らからのエネルギーを言葉にしました。

　『わたしたちよりも癒されるべき魂、いま、あの経験を胸に抱えながらも一生懸命に生きている魂を、どうか癒してあげてください。

　わたしたちはもう大丈夫。まだ見つけてもらえなくても、すべての魂は　潔く人類への成長と発展をサポートするために、前を向き、上へと昇っています。

　もう次の意識へと進んでいるのです。どうか、心配しないでください。心を痛め続けないでください。

　わたしたちは、目の前であの悲惨な情景をみて、大きな痛みを伴う経験をし、未だにそれを抱えて生きている人々を癒してゆきたいと思っています。

　生きている人々の痛みや記憶は、容易には癒されるものではないのだと、わたしたちは遺してきた彼らを通して教えられています。

　そして、それでも力強く生きようとしている彼らに、慰められ、支えられ、感謝しているのです。

　また、その経験を抱えきれずにいのちを断つ魂がいても、それを責めることなく、よくがんばったねと迎い入れ、こちらで一緒にあなた方を見守りたいと思います。

　わたしたちの霊魂に意識を向けてくださる人々は、きっと、心優しい方たちです。

　どうか、この記憶のことだけではなく、全てのことに対して、自分を責めずに生きてください。

　それが魂となったわたしたちの、苦しみからの解放となります。

　あなたはなにも、悪くないのです。自分を責めないでください。

　動けないときは、ゆっくりと過ごし、動かなくてもいいのです。きっと、あなたにはお休みが必要なのです。

　いつかまた、エネルギーを蓄えて、起き上がり、優しく前向きな人に戻って、自分の道を見つけ、歩み直せます。

　あきらめずに、信じてください。

　あなた方の可能性を。

　優しく、温かく、助け合い、力を合わせて乗り越えるそのちからを。』

意識で彼らと繋がるだけで、温かく大きなエネルギーに包まれます。

いまこの世界に存在している　すべての人へ、生きていること（闘っていること）へのねぎらいを。

生きること（闘うこと）を選択した　あなたへの敬意をこめて、見守り、支えてくれています。それは互いの学びとなります。

わたしたちは、彼らのサポートを受けているのです。この世界が平和へと向かわない訳がありません。

わたしたちは、この世界を平和へと向かわせない訳がありません。

わたしたちが、この世界を平和にできない訳はありません。

決して、あきらめません。わたしたちが愛という存在であるということを。平和な世界で生きることを！

椋木和美