あなたの心の中にある疑問。

どれが本当の自分なのだろう？

希望に満ちていた自分、それとも、思い描いた自分とは違う自信のない自分…。

誰にも優しく利他的な自分、それとも、優しくありたいけれど、心無い相手の言動に傷つき相手に心を閉ざす自分…。

理想と現実が違うだけなのか？私の理想が高すぎて現実に納得できないのか…。

本質的に穏やかで良心的なあなたが、自分の内側で起こす葛藤や心の浮き沈みに、あなたはどれが本当の自分なのかを悩みます。

今のあなたに伝えることは、ただ一つ。

自分の理想の姿を、あなたの心の中で、決して消さないことです。

"こうありたい自分"は、あなたの本質なのです。

あなたは、自分のわがままを通し、自分の思った通りに人を動かしたい人ではありませんよね。

あなたは、周りの人の幸せを望み、自分を生かし、穏やかに過ごしたいだけなのです。決して欲深く多くのことを望んではいないのです。

しかし、時にあなたは周りからわがままに見られ、誤解されます。

これは、あなたにとって、理不尽で哀しく、そして全てのやる気をそがれることでしょう。

何故このようなことが起きてしまうのでしょう？

それは、あなたがあまりにも【まわりのために】自分を生かそうとするからなのです。

あなたが誰かのために、何かのために犠牲になることは、与えられた人生を全うすることとはなりません。

あなたが、周りのために考え動くことは、周りにとっては干渉されたように感じ、相手の人生に入り込もうとする人と見られることもあるのです。

あなたはこの事実に、本当に無力になることでしょう。
あなたの真意が伝わらないことを哀しむことでしょう。

しかし、だからといって、あなたはこの時、自分の真の美しい姿を自分の中でかき消してはならないのです。

あなたは、自分が周りを【愛する】ことで人生が満たされる人。

そのため、あなたは【愛される】ことを拒まれると、自分の存在価値を自分で認められなくなってしまうのです。それはあなたの心を弱くさせるでしょう。

そんなことは、あってはなりません。

あなたが今気付くべきことは、あなたの中で、常に自分の愛にあふれた人柄に対して、思いを膨らませなければならないことです。

あなたがいつも自分を肯定し、周りのどんな反応に対しても、自分が愛に満ちた人だと思い続けなくてはならないのです。

辛いことがあったり、自信を失うときこそ、自分の内側で【愛する心】を膨らませなくてはならないのです。

これは、【愛が全てを包み、癒す】と信じている魂の役目です。

多くの純粋な魂が、周りの心無い言動に自分の愛する心を見失っています。

あなたはそうはならないで。

あなたには、強く、優しく、包み込む力がある。それをどんなときも信じて。

どの姿が自分の姿か？

それは、あなたが強く信じている自分の姿です。あなたが失いたくない理想の自分の姿です。

何にも傷つけられない純粋な自分の姿こそ、あなたの真の姿です。

しかし、あなたの真の姿が、どこかに存在している…のではないのです。

あなたの本当の姿は、あなたの強い意志で作り上げることが出来、あなたの強い意志で守ることが出来るのです。

あなたは自分の愛を、ただただ、信じるだけ。

それがあなたの大切な役目なのです。

∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴

椋木和美