過去世の記憶を背負って

 クリーニングを始め、前世の記憶を少しずつ思い出す。喜びは束の間、自分が背負っている辛い過去世は、当時と同じ辛い感情だけが蘇させられ、途方もない哀しみと無力感に襲われる…。それは時に修道女であり、巫女であり、魔女であり…。希望に満ちた未来のための癒しは、今世では何もし得ない諦めへと自分を導くかのよう。けれど、あなたは癒しの道を諦めきれない。時に病的な症状を示し敬遠され、時にスピリチュアルの才能を自覚した自信は自分を神官のようにも感じさせる。精神的な病にもならず、あなたが生きているとすれば、それは【発狂しそうなほどに苦しい人間の憎悪や悟り】の記憶を担当し、癒している。あなたが、”生きていること”、”気が狂わないこと”にどれほど苦悩して、発狂しているか、わたしは知っている。わたしも、その一人だから。ともに、生きて、記憶を癒しましょう。

 

 

あなたの報われなかった数々の過去世の記憶。今、あなた自身が責任をもって その記憶を慈しみ、愛し、そして共有しているであろう全ての意識体のなかから取り出し、手放すことを許しています。
 
 
"報われなかった"結果あなたは落胆し、嘆き、諦め、また哀しみ、発狂し、そして最終的には怒りと恨みと、憎しみと、嫉妬心を持つことで自分を納得させました。
 
 
その感情を見、向き合うことは、なんと苦しいことでしょう。
 
しかし、あなたはそれに勇気を持って立ち向かい、驚くほどの穏やかな感情で、今、癒しを始めています。
 
あなた自身と、あなたの記憶を共有する全ての方を、あなたは慈しんでいるのです。果てしないと思われる作業は、確実に、一歩一歩進んでいるのです。
 
 
あなたの愛はどれほど深いのでしょう。
あなたの挑戦はどれほどに尊いことでしょう。
 
 
私たちはあなたを応援します。思い出す前世の記憶は、あなたがどうしても消しておきたい記憶です。
 
 
前世で受けたであろう裏切りや、感じたであろう憎しみ、これらは全てあなたが持ちたくないものです。
 
あなたは、純粋で、他を救う気持ちに命をかけていたいのです。自分の使命に誇りを感じていたのです。
 
その挑戦は、あなたの命そのものです。
 
あなたの絶望からの恨み、嫉妬は、他へ向けたものではないのです。あなた自身に向けられたものです。
 
 
あなたは、どんなことがあっても他を救うと思っていたのです。
 
しかし、前世、あなたが決めた使命に自分が翻弄されたときに、あなたは立ち直れない程のショックを受けました。
 
使命を達成できなかったのではないか?誰も私に助けを求めていなかったのではないか?
 
これを自分に向けてしまえば、おそらくあなたは"死"しか考えられなくなるでしょう。
 
そうです、どんなことがあっても"死"を選ばないことが、あなたの学んだことなのです。
 
 
恨んでも、妬んでも、いいのです。生きてください。
そこには崇高な学びがあります。あなたが感じている負の感情は素晴らしい試練であり、美学です。
 
 
あなたは、必ずクリアします。
 
あなたが今感じている感情は、諦めではなく、無力感でもなく、生きる価値がないのではなく、
 
それこそが、悟りであり、宇宙であり、愛なのです。
 
あなたを私たちが応援しない訳がないのです。全ての存在があなたを愛し、あなたを慈しみ、あなたを必要としています。
 
 
手放しはじめたあなたが、全てを癒してください。

  • 2013年05月25日 21:11 /

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